「たかさんち」コンセプト

たかさんちのコンセプト

ただの駄菓子屋ではなく、地域における子供達の新しい居場所を意識したお店です。
児童館の職員をやり、フリーのあそびプランナーをしていく上で、やっと、地域という原点にたど
りつき、2年間駄菓子屋の調査などをして、あそびだけでなく、駄菓子をおくことによって、より
自然な形で、地域の中や子供達にとけこめると思い、1998年にあそびと駄菓子屋「たかさん
ち」をOPENさせました。
・子供との交流を図っています。
・あそびの出前、イベントも行っていました。(現在は、実施していません)。
・子ども達には、「人にめいわくをかけない」をキーワードに地域社会のルール(騒音、ごみ、自
転車整理)を理解させています。
・子供の味方です。
*駄菓子屋相談所や貸し切りタイム等、準備中。

たかさんが駄菓子屋を始めたわけ
理由
★日常的に子供と関わりたい
・学校や家庭でみせない素顔を知りたい。
・あそびを指導する上で子供とかけ離れたくない。生の情報がすぐ入る。
・子供社会の情報、エネルギーを世の中に伝え、生かしたい。
★地域の役に立ちたい
・育った町に愛着があり、地域の人が子供達を見守るのが一番自然だと思う。
・行政の仕事と違い、異動がなく、同じ場所で子供達の変化がずーっとみれる。
目的
★本当の子供達の様子を見て、感じて、世間に伝える
・昔も今も子供の本質は変わらない。大人の子供を見る目や環境が変わっただけ。
・マスコミを通じてくる情報とは、違うのではないか。 もっといいところを伝えたい。
★何かを生み出す
・子供達の持っている才能、エネルギーを引き出す。
・色々なことをヒントに新しいあそびを作り出す。
・新しい駄菓子やおもちゃを開発する。

たかさんが考えるこれからの駄菓子屋構想(オープン当時)
1.子供達の発想、情報、エネルギーを生かす
考えているのは、駄菓子や、おもちゃの製造元にコンタクトを取り、専属のモニターとなることで
す。例えば、新製品を送ってもらって、子供達に意見を聞いたり、こういう商品があればいいな
ということを考えてもらったり、今はこういうのが流行っているよなど、子供達の生の情報を、定
期的に伝えるのです。
こういったことは、たかさんちでは、可能です。常に子供達とのかかわりを大切にしているの
で、定期的にモニター会議を持つことや、アンケートを実施出来るからです。
ちなみにたかさんちでは、毎日、学年等の統計を取っています。何が売れているかも調査可能
です。
子供達の考えが、生かされ、良い商品が生まれ、子供達にも社会のしくみが勉強でき、企業の
ためになり、駄菓子以外にも収入が確保されればと思っています。
*興味のある企業の方はぜひ、ご一報を。あそびプランナーの視点からもご協力できます。
(現在は、準備中)

2.地域に子供達の新しい居場所となる駄菓子屋をたくさん作りたい
駄菓子屋を始めるにあたって、色々調査をしました。都内の駄菓子屋が何軒あるのか、実際
に駄菓子屋を訪ねて話を聞いたり、卸問屋にも足を運びました。とにかく、駄菓子屋は高齢化
が進み衰退が進んでいます。純粋な駄菓子屋も少なく、もともとは、パン屋だったとかおもちゃ
屋だったとか、後から駄菓子やスナック菓子を置くようになったところも多いようです。とても駄
菓子の売上だけではやっていけないのが現状です。
しかし、ここにきて駄菓子屋をやりたいと思っている人も増えています。うちの店にも自分の地
域にこういう店をやりたいと、視察に来る人が何人かいます。自分の敷地にプレハブを立て
て、駄菓子屋にして、子育て中の母親も気軽に集まれるようにしたいと語ってくれた人もいまし
た。
*現在、「たかさんち」に視察の来た方が予定も含め5件オープンしています。うち、2件は、暖
簾分けのような姉妹店です。

提案:
・行政から助成金をもらう。
子供達の地域に必要な場所ということで、行政から援助をしてもらう。地域の子供好きな人に
店の経営をしてもらいます。
*現在では、願いが叶い、ようやくこういった駄菓子屋が増えてきました。週1回イベント型駄
菓子屋もあります。
ただ、こういった儲けを除外視した駄菓子屋の影響で、本来の駄菓子屋が経営困難になるこ
とも懸念されるので、利益を必要としないNPO・イベント型駄菓子屋等は、出来るだけ、問屋で
はなく、地元の駄菓子屋から売値での仕入れをお願いしたい。本来の駄菓子屋の利益を守る
ためと、新たな売り上げ協力や地元の駄菓子屋の宣伝・経営安定にも繋がると思います。

・児童館や公園に駄菓子屋コーナーを作る
お菓子を食べながら、おしゃべりをしたり、交流を図るのもひとつのあそびです。お金の使い方
や、社会のルールも指導できます。行政の管轄で駄菓子屋を実施してもらう。
こちらも願いが叶い、児童館等で、駄菓子屋を実施したり、児童館内に駄菓子屋を提供する
企画を行っているところも出てきました。

・デパートの屋上を駄菓子屋にする
今や閑散としているデパートやスーパーの屋上にぜひ、駄菓子屋を作りたいです。自然を感じ
ながら、お菓子を食べたり、紙芝居などのイベントを行ったり、親の買い物を待つ時間、子供だ
けで、少ないお金で買い物が楽しめます。子供好きな、販売人と会話したり、屋上なら交通事
故などの心配もないし、新しい子供達のたまり場になるでしょう。機械の遊具の変わりに、公園
のような緑でいっぱいにし、のんびりのびのびした環境にならないかなと思います。

・駄菓子屋のチェーン店にぬくもりを
個人経営の駄菓子屋が減る一方で、チェーン店は増えています。ただし、大人を対象としたな
つかしさのイメージです。子供によると、10円のお菓子が20円で売られているよ、などという
情報もあります。こういった駄菓子屋で、定期的に紙芝居や人形劇(学生のサークルなどやり
たい人はけっこういる)を行えたらいいなと思います。駄菓子を食べながら、みんなで楽しむの
です。駄菓子を売るだけでなく、子供達に何か夢を与えたいですね。

★駄菓子屋に関わるうちにこういったことを考えるようになりました。
少しずつでも何かの機会に提案していきたいと思います。
駄菓子屋の必要性についても、日常の様子をまとめたり、発表していきたいと思っています。

★「たかさんち」では、こんなこともしています
〜子どもに・・地域に・・環境に・・やさしく!〜

◎エコ・キッズ増えてます!    ◎子どもを守ろう
「ぼく、マイバック持ってる      「不審者を見かけた。」
 からふくろいらないよ!       「追いかけられた。」
 地球にやさしいでしょ。」      危険と感じたら、この看板
 4年生の男の子の一言から    の所へ・・
 始まりました

マイバック持参で、レジ袋を減らそう!    子どもを守ろう110番の看板が目印!





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〜駄菓子は心の栄養。駄菓子屋は心のふるさと
〜ちょっぴりちがう風を届けたいbyHIROKAクリエイト